今ちょっと

今ちょっと書いただけでも大変な役者が揃っている映画だが、他にも若いところでは松たか子や瑛太も出ているし、三國連太郎佐藤浩市の親子が共演 同じ画面には出てこないが) しているなんというのも特筆物。
というわけでこれは芸達者な役者が楽しそうに演じているその芝居を楽しむのがまず第一の映画である。と思う。
しかしこちらはどうしてもこれが原田芳雄の遺作であるという意識で見てしまうのである。
中年というか初老の登場人物たちがみな魅力的で、一つの濃い世界ができているのは、さすが阪本監督、手馴れたものである。